発症しても怖くないptsdの治療の流れ|負けない知識

病院で治療をしよう

光トポグラフィーの診断

医師

ptsdは急に悲しい事が起きた時や、想定外の強いショックを受けた時に脳が正常な判断を止めてしまう事で起こる脳障害の一種です。交通事故で車に乗れなくなってしまったり、事故現場を避けて通るようになったり、ひどくなると車を見ただけで事故の記憶が蘇ったりします。これは脳が事故を起こしたという事を理解し、処理しきれずに記憶だけが残ったからと言われていて、強ければ強いほど記憶だけが鮮明に残り、この記憶の処理を脳が出来なくなってしまいます。ptsdは誰しも起こる可能性があり、年間でも発症患者は数千から数万の新規患者がいると言われています。ptsdの治療は早めに行なう方がいいとされています。その理由として時間が経ち記憶が定着してしまうと記憶を操作することが難しくなってしまうからです。出来るだけ早く治療を始めるべきですが、まずそのためにはptsdを発症しているか検査しなければなりません。ptsd特有の回避行動や再体験症状が発症している自覚がある場合は脳外科や心療内科へ訪れて診断をしてもらいましょう。

ptsdの診断に用いられる機器に光トポグラフィーがあります。光トポグラフィーとは脳の活動状況を把握するために用いられる機器で、脳の血流をリアルタイムで計測することで活動脳領域を知ることが出来ます。脳は脳領域ごとに処理する分担が決まっているため、記憶に障害がある場合や、判断に障害がある場合などを知ることが出来ます。ptsdの判断をする時は光トポグラフィーを装着した状態で様々な設問に答えます。ショックの内容を思い出したりし、どれだけ脳が反応するかを確認します。これによってptsd特有の活動を知ることが出来、判断することが出来ます。ptsdだと分かればあとは治療を行なうだけですが、この時に用いられる方法としては心理療法や薬物療法、行動療法などがあります。心理療法とはショックを受けた事を癒やす事を重点として行なうもので、同じような症状を持った方が集まり体験談を話し、記憶を徐々に吐き出す事で理解を行なうという方法です。薬物療法にはptsd特有の症状を抑える医薬品が用いられ、医療大麻などが処方されることもあります。行動療法には認知行動を繰り返し行なう方法があり、ショックを受けた直接の原因に触れ、徐々に慣れていくことでショックの記憶自体を相対的に弱める方法です。例えば自動車交通事故がptsd発症の原因であれば、何度も何度も車を見たり触れたりすることで車に対する恐怖心をなくしていき、記憶の中の車の恐怖心も消していきます。これによって正常な判断を行えるようにするのです。